「AGA治療は副作用がある」
「植毛治療も後頭部や側頭部の地毛の量で限界がある」
「人工毛植毛は、人間にとっては異物のため考えらない」
「増毛はメンテナンスがめんどくさい」
「何とかして自分の髪の毛を増やせないものか」
このように思う方もいらっしゃると思います。私もその一人です。
薄毛への技術の進歩がどのくらいのスピードで進化していくかわかりませんが、未来の技術について、語りたいと思います。現在、薄毛治療には多くの選択肢がありますが、将来的にはより効果的な治療法が開発される可能性があります。
2020年の情報ですが、ヒトのES細胞やiPS細胞から毛包などの皮膚組織をつくることに成功したと、ハーバード大などの研究チームが発表したとあります。
ヒトのES細胞やiPS細胞を特定の条件で数か月培養することで毛包まで含む表皮や真皮の層でできた皮膚組織をつくり、このうちES細胞由来の組織をマウスの背中に移植すると、移植箇所の55%で2~5ミリメートルの毛が生えたとのことです。ただ、そのほかの22%は皮膚の中に毛が埋もれる埋没毛になり、残り22%は技術的な問題で失敗したとのこと。このような技術が世の中に出てくることに期待ですね。
国内でも2021年に、理化学研究所などのチームが、髪の毛のもとになる細胞を体外で100倍以上に増やす方法を開発し、さらに毛を何度も生やすために重要な細胞を特定したと発表しています。当然このような技術は脱毛症の治療に結びつく成果であり、まずは男性型の脱毛症の臨床研究に向けた募金を始めたとのことです。この募金は今はどうなっているのでしょうか。私も自分の仕事よりもこっちのほうが気になりますね。
たぶんこれっぽいですね。
次世代器官再生医療に向けた基礎・応用化研究支援寄附金
内容
みんなの再生医療プロジェクト
器官・臓器再生に向けた新規技術の基礎研究
自己毛髪幹細胞による第一世代「毛包器官再生医療」の世界初のヒト臨床研究への協力と支援
高効率な次世代の「毛包器官再生技術」の研究開発
「歯の再生」としての「次世代インプラント」の動物による安全性と有効性試験
「次世代インプラント」の世界初のヒト臨床研究への協力と支援
かなり気になります。募金しようかな。。
海外ですが、人のけがフサフサ生えたマウスなんかも報告されていました。スタートアップ企業も多く入っていますし、スタンフォード大学と聞くと期待してしまいますね。
日本再生医療学会でも、毛髪の再生医療というテーマで、論文や発表がされているようです。これらも最新情報があれば随時更新してきます。