03_育毛とは

育毛成分

育毛成分

育毛とは、頭皮環境を整えることで健康的な髪の毛を育てる方法で、自然由来の有効成分を含む育毛剤が注目されています。

なお、医薬品を使う発毛治療とは、薬剤の力で髪の毛を増やす方法です。ミノキシジルやフィナステリドなどが代表的で、医師の処方が必要です。

自然由来の成分を含む育毛剤と医薬品を使う発毛治療の違いは、育毛剤は頭皮環境を整えることで自然に健康的な髪の毛を育てるための方法であり、医薬品を使う発毛治療は薬剤の力で髪の毛を増やすための方法である点にあります。また、育毛剤は副作用が少なく、手軽に使用できることが特徴です。

ここでは育毛に効果があるとされる、医薬品以外の天然由来の成分をいくつか紹介します。

ノコギリヤシ

まずはノコギリヤシでしょう。薬局でサプリメントとして陳列されているのを見たことがある方も多いと思います。
ノコギリヤシは5αリダクターゼを阻害する作用があると考えられています。また、毛包に起こる慢性炎症の原因となる炎症物質に対して、ノコギリヤシの成分であるリポステロールとβ-シトステロールが有効であることが発見されています。
こうしてみると、AGA治療薬として期待できそうではありますが、まだまだエビデンスとしては不十分であり、あくまでも薄毛予防を目的としたサプリメントと考えるのがよさそうです。

センブリエキス

続いてセンブリエキスです。センブリはリンドウ科の植物です。またセンブリエキスとはセンブリの草をエタノールなどで抽出したものです。消化器系の漢方としても使われていますが、毛細血管の拡張による血行促進作用、孟母細胞の活性化などが注目されています。

センブリエキスは頭皮に塗る育毛剤に含まれることが多いです。またシャンプーにも含まれていることがあります。なお、飲むサプリメントとしては消化器系の漢方に使われることが多く、育毛剤かシャンプーに含まれていることを確認するのがよいでしょう。

クジンエキス

クジンエキスはマメ科の多年草で,クジンから抽出されたエキスです。別名クララとも呼ばれます。作用として,ストレス性潰瘍抑制,随意運動障害,血管運動中枢抑制などが知られていました。
クジンエキスは医薬部外品有効成分で育毛目的に使用される薬剤ではありますが,最近になって,クジンエキスのヒト外毛根鞘細胞への増殖促進効果,ヒト毛包器官培養での毛幹伸長促進効果に着目されており、要注目の育毛成分といえるでしょう。

ニンジンエキス

ニンジンエキスはウコギ科の多年草でオタネニンジン(御種人蔘)から抽出されたエキスです。別名チョウセンニンジン(朝鮮人蔘),コウライニンジン(高麗人蔘)とも呼ばれ、こちらの名称のほうが効いたことがある方も多いかもしれませんね。
ニンジンエキスは,おそらく育毛目的では最もよく配合されている医薬部外品有効成分の一つだと思われますが、毛乳頭細胞およびヒ外毛根鞘細胞の増殖促進効果,さらに毛包器官培養での毛幹伸長促進効果が確認されてはいます。残念ながら,ヒトでの有効性試験の報告はまだないのですが,ニンジンエキスがヒトでの育毛にかなり期待できるといえるでしょう。

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